今回はマラソンコラム第3段です。
僕は現在29歳です。心肺機能や筋力低下に関してはそこまで感じていませんが、それでも20歳頃と比べると疲労の回復が遅くなったと自覚しています。
やはり年齢とともに体の機能が少しずつ低下していくのは避けられない事ですよね。
40歳台、50歳台のランナーさんにとっては20歳頃と比較して
「年齢とともに筋力が低下しフルマラソンのタイムが伸びなくなった。維持するのが難しい。」
このように思われる方は多いのではないでしょうか。
そこで年齢を重ねるごとにフルマラソンのタイムがどの程度落ちていくのか気になったので調べてみました!
以下のような文献をみつけたので紹介したいと思います。↓↓
全日本マラソンランキングにおいて年齢別100位以内を維持する36歳以上のランナーさん1003名を対象としたものです。
何年間もトップ100位を死守しているので、かなりレベルの高いランナーさんで検証したようですね。
この文献では1歳年齢を重ねると、
40-44歳:平均-1.85m/分
45-49歳:平均-2.10m/分
50-54歳:平均-2.39m/分
55-59歳:平均-2.61m/分
このような速度減少となったようです。
そして60歳台後半、70歳台は速度減少量が大きくなるとの事です。
なかなか興味深いですよね。
40歳台は約1分20秒/年、50歳台では約1分40秒/年ずつタイムが下がっていく計算になり、
また40歳~60歳の20年間で合計44.75m/分速度低下となります。
仮に60歳でサブ3を達成しようとすれば、サブ3は234.5m/分以上の走力が必要なので、
40歳では約279m/分の走力、つまり2時間31分台の記録が必要という事でしょうか(泣)
もちろん個人差はあると思いますが、、、還暦でのサブ3は中々険しい道のりのようです。
少なくとも筋力を落とさないように、維持するために走り込みだけでなくしっかりとした筋力トレーニング、補強は必要なのでしょうね。
50台、60台になっても走力を維持しておられるランナーの方は本当に素晴らしいと思います。
時々そういったランナーさんのブログを拝見させて頂きますが、日々努力をされてます。
僕も還暦でもサブ3を維持出来るように、健康で楽しく走り続けられるように頑張りたいと思います。
(おわり)
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